「不自然な場所を見つけてください by 個性人より」
作曲で個性を出すことは、表現者としてはある種の使命とも言えます。
とはいえですよ!
そんな最初から個性を追求してたら曲なんて完成しません!
だけど個性は出したい!
そんなわがままな人へ
手っとり早くオリジナリティを出すアイデアを紹介します。
目次
そもそも「個性」とは何か?
作曲をする上で個性を出していく場合、聴くひとはどういう現象を「個性と認識」しているのでしょうか?
メロディやコード展開、使う音色、アレンジなど様々です。
実は、あんがい個性を出すために手っとり早い項目は「使う音色」だと思っています。
というわけで、今日は音色にフォーカスして考えていきます。
過剰なサウンドを目指す
まずオススメの方法は、
「使う音色をとんでもない過剰なサウンドにしてみる」
具体的にいうと、
- エフェクターを過剰にかける
- EQを極端に持ち上げたり削る
- パラメーターを極端にして見る
これだけです。
プリセットを選んでこれだけやって見てください。
ピアノだから、オルガンだから、シンセリードだからこういう音。
そうではなく、
「え、これむちゃくちゃだけど、なんか聴いたことなくない?」
まずはそんなサウンドを作って見てください。
やはり、中域〜高音域を担当するウワモノ系のサウンドがおすすめですね。
後始末「まとめること」を忘れない
忘れちゃいけない作曲でも演奏でも個性を出すために大事なこと
それは
「むちゃくちゃのままで終わってはいけない」
そうです。椅子は元に戻す!
ピカソは、きちんと描けた実力の上であの絵です。
過剰なパラメーター変更とエフェクター設定
そんなことをしたら、曲としてそのトラックだけが浮いてしまう可能性は大です。
そこで、自分なりにそのサウンドが生きてくるように、なんとか調整して見てください。
個性的なサウンドを作るのは「1つ」だけ
個性的なサウンドをぶっ込むのは「1つだけ」にしましょう。
グループで個性的なやつは、基本的に1人で十分です。
なぜなら、
まだまだ個性を出すためには「フレーズ/メロディ」「コード」「リズム」が残されています。
そう、他の連中でも個性を持ち上げる役割が残されています。
クレイジーな奴が2人もいたら大変です。
音だけでもフックがあるようなものが作れたら、中毒性のあるリフを繰り返すのもアリですね。
曲によって使い分ける
もちろん無難なサウンドでお上品にしなければいけない曲もあります。
なので、そういった定番なパターンをのぞいた曲で試して欲しいと思います。
それこそが、ピカソのように
「本当は普通の絵も描けるけど、こういうのも描けまっせ」
そんな感じです。
実験を欠かさないこと
個性を出すには、「狙っていく」「偶発性」の2つ大事だと思ってます。
つまり「実験が必要」ということですね。
クレイジー博士にでもなったつもりで作曲しましょう。
終わりに
極めると現存する楽器のアンサンブルだけで個性を発揮する人もいますが、それは曲だけで言わせれる人、ですよね。
最初からそのポジションは無理があるので、実験しましょう。
もちろん、実験して音だけ作るんじゃなしに、作曲も忘れずに・・・