ゲーム音楽の巣

フリー音楽素材サイト「音の園」の管理者及び作曲者。このブログではキーボーディスト、ゲームミュージックの作曲を中心に音楽雑記を書いています。健康第一。

【雑談】なぜ「作曲に飽きる」のか?

「飽きてスマホを見ちゃう女子大生」[モデル:河村友歌]

「飽きたぁーーーーやってらんねーー!!」

作曲に飽きたことありますか?

 

いくら作曲だって、目標を持って取り組まなければいずれ飽きます。

 

飽きてしまう理由は

「つまらないから」

 

正確には

「今のやり方、取り組み方がつまらないから」

楽しかったらやるので。

 

なぬ!?

そんな単純な話では無い・・・と?!

 

・・・わかった、では一緒に考えてみようではないか。

 

目次

作曲を飽きずに続ける秘訣 

「天空へと向かう木道の階段」

作曲に飽きてしまう理由、色々あります。

 

普通は飽きた理由を考えると思うんですが、

 

「なぜ自分は作曲を続けるのか?」

 

私はこっちを考えてる方がヒントになるのかな、と。

 

で、私の場合は

 

「ゲーム音楽を作りたいから」

 

これだけでした。最初は本当にざっくりこれだけ。

では、どうしていくべきか、どこから手をつければいいのか?

そんな風に目標が細分化していきました。

 

  • RPGの曲を作りたい
  • 10曲作って見る
  • 1曲が出来ない、大変だ・・・
  • 1曲できた、2曲目が楽しい、一曲目を何十回も聞いて自己満足
  • 5曲できた、オープニング、町、バトル、フィールド、勝利のテーマ、自己満足して何十回も自分の曲を聴く
  • 10曲できた、欲が出てきた。なんかCDを作りたい、20曲作ろう!
  • 18曲できた、うわ〜二枚組のCD作りたい!30曲くらい作ろう!
  • 飽きてきた・・・いつになったら完成すんだろ、てかもう終わらせたいこのシリーズは・・・
  • よし、22曲で一旦終わりだ。CDはどうせ売れないからやめよう。今はダウンロードだ!
  • アルバムのジャケットだけ作ってSoundCloudでアップしよう。一応アルバムって扱いで。
  • 次は自分の曲をゲームとかに使ってもらいたいな〜

 

このようにどんどん発展していき、続けていく中で、色々とコロコロやることが変わりました。

ゲーム音楽を作りたい、と言う目標からは外れていませんが、寄り道もたくさんしましたね。

行動していくと思い通りにはならないので、試行錯誤が必要になってくるのです。

 

ゲーム音楽作りたい、って思っても、RPGの曲を作りたい、って思わなければ、10曲作ろう、ってならなかったんですよね。 

 

決めた目標がどんどん大きくなってくと同時に、自分もそれに合わせてやれることが増えていったと言う感じです。 

 

最初の目標は小さくていい

「原っぱを無邪気に走り回る小さい女の子」

最初からきちんとした目標を立てなくてもいいんです。

まずザックリ、です。

 

「とりあえず10曲作ってみる」

「この音色を使って1曲作って見る」

「ピアノ曲を5曲作って見る」

「シンセだけで3曲作って見る」

「惑星をテーマに作曲して見る」

「水をテーマに曲を作って見る」

「歌ものを作って見る」

「ボカロ曲を作る」

 

もうなんでもいいんです。

こう言う小さな目標を持って取り組んで見ると、それを達成するまで作曲する理由が出来ます。

 

それを達成したら、もっと違う理由や目標を立て始めるかもしれません。

新しいこと、今までやってないことをやって見る、とか。 

 

続けれてる人は問題ないですが、続けれない人、飽きてしまう人は、「小さな目標」を立てて見るといいですね。

記録すること、公開すること 

「ペンを持つ手とノート」

そして、大事なことは「それをブログに書くこと」です。

メモじゃなくてブログ、公開しましょう。

聴いてもらいましょう。

自分がやったことを記録しましょう。

その歴史を増やしていくのです。

 

それは、確実に前へ進んでいると言う証明です。

積み上げてきたものを後で見返すことも大事ですし、振り返れるようにしておくのも大切です。

 

すると今度は「聴いてもらえない」ってなります。

 

では聴いてもらうにはどうすればいいんだ。

こうやってどんどん進んでいきます。

作曲は好きだけど「するまでが辛い」場合

よくあるのが、PCの起動がめんどくさい、とか、作り始めるまでが辛い、とか。

 

その気持ち、すごく分かります。てか実際その通り。

 

PCの電源は付けっ放しで、スリープ状態にしましょう。

今はPCを消すこと自体珍しいので、基本つけっぱなしだと思いますが・・・

 

なんでもそうなんですが、「環境は超大事」です。

 

環境でやる気は左右されます。

で、基本人間はマイナススタートです。怠け者。

 

環境のせいにしたら言い訳になってしますが、自分が現段階できる最大限の工夫、をすべきです。

 

基本的に

「人間は"クソ怠け者"だと言うことを念頭に置いて行動すべき」

 

これは間違い無いです。

 

本当に続けたいけど、続けれない!って人

「宿題に飽きた小学生」[モデル:ゆうき]

う〜〜ん

本当に続けたいなら頑張れ!!って感じですが。。。

 

私もそうですが、作曲する時には、やる期間、時期、数を決めてやってました。

やっぱりできてた時って「きちんと目標があった時」です。

 

特にそれは「曲数」だったり「ジャンル」でしたね。

色々適当に作るより「テーマ」を決めて取り組んでました。

和風なら和風、アンビエントならアンビエントって。

 

今月はこれだけ目標、って。

まぁその通りに行きませんが、それでもやっぱりダラダラ作曲するよりかは生産性が一気に上がりました。  

モチベーションを知る

「スマホで簡単登録」[モデル:塩田みう]

モチベーションは言い訳だ、とか、そんなもの存在しない、ってよく言われますよね?

 

まぁ実際その通りですw

 

大事なのは「やり始めること」です。

作曲をスタートさせること、これが大事です。

モチベーションとか関係ないです。はよやれ!!

 

やり出したらやっちゃいます。

 

・・・え、それができない??

 

・・・。

 

 

よし、じゃあモチベーションについて自分の経験を書きます。

 

一番最初は「好きなゲーム音楽のコピー」をしてました。

3曲くらいやって飽きたんですね。

 

ん、なんでかって?

 

「自分の曲じゃ無いから、作っても誰も評価してくれない」

それがすごくつまらなかった。

 

「あ〜やっぱこのFFの曲いいね〜」

 

頑張って作っても自分の曲じゃ無いだけで、最初はいいんですが、まぁ飽きます。

 

どう言うことかって?

 

仕事をしてて、誰からも評価されなかったら・・?

まぁ手を抜きますよね。

だってやってもやらなくても一緒、なんで。

 

そこで私は「評価されることはモチベーションに繋がる」と悟ったんです (遅いな)

 

ってことは、コピーしとる場合じゃ無いな、ってなります。

オリジナル作らなきゃ!って。

 

人がやったことを真似しても評価されない。

評価されたとしても、評価されてるのは曲そのもの、です。

 

で、自分のイメージしたゲーム音楽を作る、って決めました。

andy-hiroyuki.hatenablog.com

その時、1曲作るだけじゃなくて「たくさん曲を作って世界観を表現する!」って決めてから取り組みました。

 

だから、10曲以上作っても飽きなかったんですね。

だって表現するには、それだけ作る必要があったので。

 

この段階で私が大事だと思ってたことが大きく2つ

 

  • 評価してもらうことがモチベーションになる

つまり

  • 曲を聴いてもらえる環境を作らなければいけない

 

じゃあ曲作るだけじゃダメだし、ブログに曲貼り付けて、色々な人に聴いてください〜って言わないとダメだな、って。

 

こんな感じで、「続けるには必ず小さな目標が必要」になってきます!

 

目標があるのに続けれない!!って人

「トレーニング中にソシャゲで遊ぶ無課金ユーザー」[モデル:大川竜弥]

そりゃおまえさん・・・

 

ただの甘え、サボリやぞ!!w

 

も〜助言はできぬ、きちんと自分で目標を決めてやってくだされ!!

 

継続には「目標」が必要

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いくら大好きな作曲でも、目標を決めないと飽きます。

なぜなら、作曲は表現なので「能動性」が求められるからですね。

 

テレビを見る、YOUTUBEを見る、ゲームをする、とは違います。

これは自分で考える必要が無いので、アプリさえ開けばすぐできることです。

 

作曲とは「自分の中にあるものを表現すること」です。

 

つまり「目的や信念」が必要です。

それをして、自分はどうしたいのか、何が欲しいのか、です。

 

これが無いと続けれません。

自分だけが聴いて満足なら大体は、数曲作って終わりです。

私がコピーしてる時はそんな感じでした。

 

でも、中には「楽しむことが目標」と言う人もいます。

例えば「自分の好きなペースで作曲することが楽しい」ならそれがベストですよね。

飽きたらやりたくなるまで待てばいいと思うんです。

それを知ることが大事です。

 

飽きちゃったから焦ったり、不安になることもあるかもですが、続けていればそう言う時も絶対あります。

 

ネットではコピーを極めてる人もいました。

FFのサントラを全曲耳コピーする、って感じでやってる人もいましたし、その人は全曲耳コピーする、と言うのが目標だからやれてたと思うんです。

 

でも、私はそれができなかったわけです。

コピーよりも自分のオリジナル、世界観を作りたかったから。

 

コピーしまくると、自分のオリジナルが作れなくなると思ったんですよね。

実際、それあるんですよ (コピーはほどほどに!)

継続性や作曲頻度が疑問の人

「残りの生活費を計算する男性」[モデル:藤沢篤]

1月に一曲、と言う続け方が目標ならそれでもいいと思うんです。

自分の中で、三ヶ月に一曲、でも続けていると言うことになるなら、それは問題無いです。

 

要は、自分が達成したい、続け方になっているか、ですね。

 

それと乖離している場合は、理想では無いのかもしれません。

ただ、作れないときは作れませんし、アルバム一枚作り終えてしばらく何も思い浮かばない、と言うことは普通です。

 

だから「作るときは目標が必要」なんですね。

それは集中して作るためです。

 

私も一ヶ月に25曲作って、翌月は5曲しか作れなかったとかあります。

あとはずっとブログ書いている時は作曲ストップしてました。

何かやってれば全然前に進んでますので、それはそれでOKです。

 

しばらくブログ書いてたら、作曲でアイデアが出たりとかもあります。

終わりに

よく楽しいから続けれる、と言う言葉がありますが、楽しいだけではなかなか続けれ無いと私は痛感してます。

 

作曲が仕事になっている人は、作曲すればお金がもらえるので続けれるとは思いますが、仕事から帰ってコツコツ無償で作曲するのは本当に大変です。

基本的に目標が無いとやれません。

 

私もなんか自分に追い打ちかけて、ストイックにやってましたが・・・

(ストイック好きなので問題ないんですが)

 

どんな付き合い方をするかで、作曲は楽しくも、辛くもなります。

でも、作曲は楽しいし、出来た時は本当に達成感があります。

 

だからこそ、その時の自分にとって一番ベストな関係を目指して取り組むべきです! 

 

それには、やっぱり作曲とは自分にとってなんだろう、って考えることが近道だと思います。

たまには考えてみよう。