ゲーム音楽の巣

フリー音楽素材サイト「音の園」の管理者及び作曲者。このブログではキーボーディスト、ゲームミュージックの作曲を中心に音楽雑記を書いています。健康第一。

『Alesis Melody61』セットがお得なコスパ最強の入門向け電子キーボード

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Photo by Alesis

Alesis が立て続けにポータブル電子キーボードを出してました。

しかも今回紹介する「Melody61」は何がすごいかって・・・

「本体」+「スタンド」+「ヘッドフォン」+「マイク」+「イス」

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これだけセットで一万ちょい。安すぎでしょw 

Amazon でもいつの間にかベストセラーになってます。

目次

Melody61

製品のディティールはこちらの動画を参照。

黒を基調としたシックな感じ。

軍隊ポロネーズ・・・昔よく弾いたなぁw 

詳しくはこちら

製品情報:Melody 61:Alesis

Melody61の特徴 

まず製品の売り方ですね。

セット販売、が前提となってるので、必要に応じてオプションを追加する他の製品との差別化を図っています。その為、価格が超安い。

となれば、あとは自分に必要な機能があるかどうか、でコスパが飛躍します。

ざっと仕様を確認したところ、まずこの価格帯でのこの製品の注意点

  • サスティンペダル (ダンパー) が使えない (端子がない)
  • タッチセンス機能 (弾く強さによる音の強弱) が無い

この2点のみ。

これを重視する人は速攻 CASIO のCTKの上位か、LKシリーズを購入すべき。

andy-hiroyuki.hatenablog.com

 

逆に Melody61の最大の売りは「セット販売によるコスパ」だと思います。あと何気に製品重量が3キロ弱、なのも素晴らしい。

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これだけ付属しており、マイクとヘッドフォンはおまけ程度のレベルだとしても、椅子とスタンド、譜面台は普通に十分です。

もう一つはシンセメーカーの Alesis ならではの音色クオリティ。

(CASIO シリーズも、CTK、LKシリーズレベルだと文句無しに素晴らしいので、あくまで一万円以下のワケわからんメーカーと比べて、の話)

タッチセンス機能が無い、という時点で音色による表現はある程度限定されているので、製品コンセプトはやはり「入門向け」「子供の練習用」と言えるでしょう。

とりあえず安くて買ってあげたい、という方へオススメです。

機能

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機能をざっと見ていきますが、サスティンペダルが使えない代わりに、サスティン機能のボタンがあります。

これを押すと音を弾いたら余韻が残るのですが、ちょっと弾く分はこれでもいいでしょう。

DUAL、SPLIT ボタンもあるので2つの音色を同時に弾いたり、低音域、高音域で分けて弾くことも可能です。

その他、メトロノームや、リズム機能のボタンも付いてます。

また、練習用の曲、練習機能も付いていますが、正直なところ教育機能に関してはCASIO シリーズが上です。この辺はずっとその地位を独占してきたメーカーならではですね。

やはり他のキーボードが出ると、CASIO のすごさが分かります。

端子部分

次に端子部分を見ていきますが、この価格帯にしては USB とオーディオインプットが使える点が良いですね。アイデア次第では色々楽しめるでしょう。

USB に録音もできて、オーディオインプットからスマホの曲を流せて、それに合わせて同時演奏も可能です。本体がスピーカー代わりにもなります。

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Alesis はポータブル電子キーボードに力を入れ始めている?

アレシスは元々、ガチなシンセメーカーでしたが、最近の製品だと DAW のMIDIキーボードや電子キーボードが中心。

今回、Melody61 を出したことに驚いていたのですが、その前にアレシスは「Harmony」という製品も出していたんです (日本は未発売)

こちらがその動画 

(相変わらずピアノ曲ですが・・・)

位置づけ的には CASIO のCTK、LKシリーズよりもプレイヤー寄りな感じ。

ピッチベンダーもついてるし。

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Alesis Harmony 61

タッチセンス付、音色数は320、バッキングスタイル機能は100、製品デザイン、ビジュアルは個人的には Melody よりも Harmony が好みです (日本でも出ないかな?)

また、88鍵盤重視ならセミウェイテッド、スピーカー、ポータブルな RECITAL がデザイン共にオススメ。

andy-hiroyuki.hatenablog.com

こちらは音色数も限定で色々な機能は省いていますが、スタイリッシュで押さえるべきところを押さえてあるヒット商品ですね。

最後に

Melody61 はとにかく「セット販売のコスパ」で見た方が良いと言えます。

ライバルは61鍵盤で比較すると、CASIOのCTK、LKシリーズに思えますが、実は機能の総合数的にはCTK-2550以下といったレベルです。

CTK は細かな機能や音色数が Melody の倍ありますが、使わないものも多いし重量も価格も高いです。何を優先するかで変わりますね。

音色とリズム機能であれば CTK ですね。ダンスミュージック系の機能がほしければ CTK-2550が値段も安くてオススメ。

必要な機能を理解しつつも、セット内容のコスパを重視するならば、間違いなくMelody61がオススメです。

スタンド、椅子、マイク、ヘッドフォンの価格を5000円くらいで考えても、本体は7000円だと思えば、十分な61鍵盤のポータブル電子キーボードだと言えるでしょう。

サスティン機能、タッチセンス機能だけどう考えるかで化ける商品だと思います。

とはいえ、すでにベストセラーになっているのを見るとやはり売れてますね (安すぎるしw)