今日はちょっと音楽雑記でも。
人によって必要なマスターキーボードの形、鍵盤数、タッチは様々ですが、スペースの関係上、なるべく一台で完結させたいものです。するとすべての音域を掌握しておきたい為か、私は88鍵盤を選択してしまいます。加えてピアノタッチが良いのも当然なのですが。
ですがやっぱり「オルガン音色」は厳しいなと思うこの頃。グリッサンドやゴーストノートはキツい。RD-700NX で連打は無理。作曲ではザックリ打ち込んでもどのみち編集はするのですが、オルガンはピアノ鍵盤だとなかなか積極的に弾きたいと思えません。
私が普段使用しているマスターキーボードは RD-700NX なので、88鍵盤もバネ式のような MIDIキーボードとは違い完全にピアノタッチで重さも結構あります。
以前所持していた KURZWEIL の K2600X のタッチは考えられていたな〜と思います。ピアノタッチだけど、重さはピアノに近づけすぎようと行き過ぎてなく、その他の音色を弾くことも考慮されているような絶妙なタッチ。
今フラッグシップモデルで箱型鍵盤のシンセタッチのキーボード少ないんですよね。DAW用のMIDIコントローラや、CASIO のファミリーキーボードを除いては、KURZWEIL のPCシリーズのシンセタッチくらいでしょうか。Nord Stage の73鍵もありますが、オルガン寄りのタッチですね。
ピアノタッチをどこまで追求するかでシンセタッチとの共存度は変化します。ベロシティレイヤーを調整しても、弾きにくいものは弾きにくい。困ったものです。
重さは軽いほうが好きなのですが、ある程度の頻度でも重いタッチで弾かないとカンが鈍り重いタッチで思うように弾けなくなります。なので、自分の中で一定の基準を保ちたいのであれば、タッチの基準を設けて適度に訓練する必要もあります。
自分にとっては RD-700NX をひとまずピアノタッチの基準にしています。とりあえずこの重さが重いと感じ始めたらヤバイなと。そんな基準でいます。
JUPITER-80 はソフトシンセ全盛期の今でも欲しいと思った機種で、機能やデザイン、エディット画面のインターフェースが気に入っています。作曲し始めの初期の作品、サウンドトラックで使用していました。
やはりタッチが素晴らしいので気に入っています。適度な重りによる跳ね返りが弾いていて気持ちいです。
理由があって一度手放したのですが、最近また買い直したので使っていきたいです。なんだかんだ、弾いていて気持ちが良いかって、やっぱり大事ですね。
CASIO CTK-7200
最近「CASIO CTK-7200」を購入しました。
箱型鍵盤なのがお気に入りで、やはりタッチが良いのです。作曲のスケッチ用として買いましたが、スピーカーも付いていて、乾電池騒動で、シーケンサーも付いていて気楽に音を出したい時に重宝します。
なんちゃってドローバーも付いていて楽しいです。ベンダーも付いていてソロ楽器も結構弾けます。
リズムを鳴らして、左手ベース、右手ピアノなどでスプリットさせて即興しているだけでも、とっかかりに十分なサウンド、曲のイメージが出来上がります。この可搬性、フットワークの軽さはいいな〜っと (笑) やっぱりすぐに音が出せるカシオのキーボードは最高です。
で、調子に乗って CASIO の「SAシリーズ」も買ってしまいます。
CASIO SA-46/SA-76
SAシリーズはトイキーボードですが、ちょっと音出したい時にすぐ出せるのが最高。
デザインも良いし、軽いので寝転がりながら音出し出来ます。最初は SA-46 を買いましたが、楽しくて SA-76 も買ってしまいました。まぁ安いので・・・なんでも使い方次第ですね。気軽に弾くために車に一台置いてます。
実は何が良かったのかというと、鍵盤数やタッチ、音色などが制限されると鳴らそうとする音や自分の中から出てくるフレーズがいつもと違ったりして、これがアイデアになったりします。
特にSAシリーズはミニ鍵盤なので新鮮な気分で弾けます。
楽器を変えればそれも当然かもしれませんが、同じ鍵盤楽器で鍵盤数、音域が制限されると思いの外、自分で工夫するようにしたりします。こんな息抜きも大事かなと。
で、しばらく CTK-7200 やSAシリーズで遊んで RD-700NX に戻ってきた時に「う・・・重い」ってなります。
「チミ、どんなけ遊んでいたのかね・・・早く持ち場につきたまえ」と、いつもの RD-700NX と対峙します。しんどい。遊んでから仕事に戻るような感じ。ベースからギターに持ち替えると、一瞬だけギターが小さくおもちゃのように感じたりしますが、あれの逆バージョンに似ています。
DAW やライブに限らず、他のみなさんのマスターキーボードが気になります。みんなどう割り切っているのかなぁ。