DAW武者修行3日目、まだまだ元気だぜ!
オケオケ山脈を今登ってるんだが、雨じゃなくて幸いだ。こんな山脈雨降ってたら死ぬぞ
てか昨日泊まった宿の晩飯がやけに美味かったな〜
やっぱりこだわるのって大事だよね。
EXS24についてはまだ色々あるんだけどとりあえず飽きたから一旦置いといて
そうそう、こだわりといえば・・・
DAWを初めてから自分が一番憧れていた音源である「オーケストラの音源」ですね。
今日はオーケストラ音源について書こうかな。
目次
今持ってるオーケストラ音源は3つ
今自分が持ってるオーケストラ音源は大きく3つ。
この中で一番使用頻度が高いものは上から順です。
3つ目のKOMPLETE U9(11)に入っている、Action Strings、Session Stringsは少し触った程度で、用途が少し違うと思って使っていないです。
今日はQLSO Gold について書きます。
EAST WEST QLSO Gold
DAWを初めてまもない頃、付属音源であるEXS24のマルチ音源のオーケストラ音色を少し鳴らして絶望した記憶があります。
何回も書いたけど「おもちゃか」って思ったんですよ。
(おもちゃおもちゃ言ってさーせん)
それは何もエフェクトをかけてない状態だったので無理もありませんが、リバーブかけてもちょっと自分が求める質感と違ったんですね。
言うなれば「もっとゴージャスなやつが欲しい」って。
そこで色々と調べて候補に上がったのがQLSOという音源(長いから略す)
どうやらランクがあって、シルバー、ゴールド、プラチナがあり、シルバーとゴールドは収録音源で差別化、プラチナはゴールドの機能に加えてマイクポジションのStage、Close選択が可能だったと思う。
で、ゴールドからプラチナの価格差は二倍近くあったんじゃないかな。
多分ラインナップ戦略だと思うけど、なら普通の人はゴールドを選ぶわけで・・・俺もその対象となる。
QLSOの特徴としては、基本的に最初から全部リバーブがかかった状態になっていて、それがはずせないんですよね。
なので、この音源の質感でドライなサウンドを得たい時に無理があるんです。
その代わり、全部この音源で作る時には抜群に雰囲気出るんです。てかまぁそのために作られてると思うので。
でも、実際には個別でアンサンブル系の音色を使いたい時あるじゃないですか。
その時に他の音源と混ぜるんですが、混ざりにくいのは少し欠点だろうと。
(まぁ、実際かなり欠点だったのですが)
絶対オーケストラの曲を書くだけで使わないので、選択肢は多い方が良いのかなーって悩んでました。
だから当時マイクポジションのCloseが選択出来るプラチナを買おうとしたんですが、どうやらレビューを見てみるとプラチナでさえもアンビエントが少し残っていて完全なOFFじゃないらしく。
じゃあ一番コスパがいいのはゴールドでしょ、って当時のレビューブログはみんなこぞって「ゴールド推し」だったんですよ。
だから俺も「ふむふむ、ならゴールドやな、間違いない」って。
完全にドライにしたいなら、EASTWESTではなく、VIENNA っていうシリーズを買え!って声があったのだが、これがクソ高かったから無理ってなった。
多分、当時の自分のマシンスペックではまともに動かなかったと思うし、生々しい打ち込み、ゲーム音楽らしい打ち込みって区別もよく分かってなかった。
だからそんなハイテクなやつ買っても使えんだろうし、何より高くて音色が限定されているからコスパ悪すぎだった (オーケストラ総合ではなく、個別音源だったかな)
一応だいたい全部入ってる QLSO ゴールドを選んだわけです。
これでも色々と楽器別にエフェクト的なのも入っていて全然いいんですよ!
まだ全然使いこなせてないな。
QLSO Gold のインストール
ふう、腹減ったな〜 さっき山脈の茶屋で買った団子でも食うか・・・
「うま! 何これうま_・・・(汗」
(え・・・なんでこんな美味いの・・・)
おいおい脅かすなよ!こんなうまいもんを「はい兄ちゃん、また来てね」って普通に渡すなよあのおっちゃん。ありがてぇ、HPが50くらい回復したぜ
話を戻すが、
この音源、まずインストールにかなり手こずった覚えがある。
確かDVDが10枚くらいあったんやなかったかな、ごめんうろ覚えだけど、そんくらいカオスだったってことを言いたいだけ。
で、途中まで行ってエラーでやり直しで、調べてトライまたエラー
「なめとんのか! 時間返せよ(特にほかっといただけだが)」
次の日「あれ、できてるやん・・・てか音色別に入ってるやん、ドユコト?」
そう、当時の私はここで「普通に売ってる商品なのに、よくわからんバグが普通にあるから覚悟セーや」ってことを知りました。
え、そんなことあるって? あります。
DAWの世界では「よくわからんけど、テキトーにいじってたら解決した」みたいなことがしょっちゅう起きます。
もうね、恐ろしいです。そんなん使って仕事するとか。
QLSOの音
これだけ苦労してようやく鳴らした音、クソだったら承知しねーぞ!って鳴らしたら「あらま!」
すげーぞ、これが求めていた音だ!もう無敵だ!金太郎だ!
それ以上の音とか知らなかったので、現時点で最高のオーケストラ音源を手に入れた!って喜んでましたね。
ガラハドの「念願のアイスソード云々」って気持ちがわかる。
確かそれとEXS24のクワイヤー音源で、RPGの神秘的なダンジョンっぽい曲をワンコーラスまで作って「いい感じだ、すごい!」って言いつつも、その曲はそのうち完成させようとついに完成されず放置されてた。
リバーブはこの音源自体にも内蔵されているんだけど、それやんなくても相当かかってる印象はあります。
で、この音源でよく分からなかったのが「とにかく音色の数がありすぎる」って事。
え、これとこれ何が違うん?一緒やんって。
調べてみると、どうやら同じ事言ってる人がいて、必要以上に多種類入れすぎてカサ増ししてるっぽいんだ。(あくまでもウワサだが)
いっぱいあるのは嬉しいんですけどね、パート数別でも収録されててその辺も気にしながら作る時とかはおすすめ。
また、普通にトラック場で2トラック別音源で立ち上げてレイヤー、ではなくて、このPrayっていうブラウザでレイヤーもできます。
ただ、それはちょっと自分はやりにくいので1つ1つで立ち上げますが。
QLSOの挙動
そしてこの音源、めっちゃバグる。
バウンスしたら2回し目のメロディが半音下がってるという恐ろしいことが起きていて、そんなアホなことを俺はしたのか、ってアレンジウィンドウを見直しても明らかに下がってない。
ゴチャゴチャと2回し目用のトラックを用意したりとか、色々やってもダメで
「なんやこれは、どーなっとる!」って。
もう一度書き出してダメなら一旦中断するかって書き出したら
「え、普通に直ってるやん、5回くらいやってもダメだったのに」
どうやら、EW社の専用ブラウザであるPrayの動作が不安定だと知って、それでも音は良いからなんとかならんのかーって声が当時多かったんですよね。
今では色々なオーケストラ音源が出ているので、みんなそっちの街へ移動したっぽくて、俺だけがEW村に残されているというわけ。
ごめん、普通に使えるからこの音源、最初の村の地下室の宝箱に強い武器が眠っている、っていう。それと同じで。
ずっと使ってるとそう言った慣れによる恩恵、いわば「自分のスタイルをまず確立できる」ってのが良いと思う。
確かにもっと良い音源はあると思うので、来年あたりは音源を追加したいと思ってるんですよ。
それでもまだまだこれで使ってない音色はたくさんあるし、そう言った奏法もある。
これは確か当時5万前後で買った記憶があるので、全然コスパ良いんですけどね。
結局、自分に必要な機能だけを求めるには、あまりにもオーケストラ音源はコスパが悪い、ってこと。
これは良いけどこれはイマイチみたいな事が発生する。
これ1つ買っとけば完璧、がないので、オーケストラにこだわる人はかなり振り回されると思うんですよ。
そろそろ宿を探すか、とはいえこんな山脈に宿など・・・あれは!
「ようこそ、泊まっていくかい? 一晩500Gだよ」
「・・・」
なるほど、よくあるように山脈の宿は無料だと思っていた、だがこいつはその逆。
どうしても人と違った商売がやりたいらしい。500Gがその証拠。
山脈に宿がないことを良いことに、商売を始めたわけだ。
巨匠らによるプロモーション
高いだけあって温泉もあるし、飯も良い鳥を使っていたなー
あの鶏めし最高だったじゃないか!! 朝飯も楽しみだ!
あのオヤジ、金はとるがその分サービスに抜かりはないな。そういうの好きだぜ。
(だが金がやばい、三日目ですでに当初の予定よりも5倍消費した)
一旦話を戻す、
この動画はある意味でDTMerの最終形態。最高のスタジオじゃないか!
そうやって言ってるうちに、映画音楽の巨匠たちがプロモーションするじゃないですか、あれ見て「ヤベェ、これ買えばこのレベルになるんやないか」って。
確かにDAWやってたらあれ憧れなんすけどね。あれが最終形態だろって。
そういう仕事があればそれレベルのクオリティを目指すとは思うんですが、結局は「どんな作品のための曲なのか」って事が一番重要で。
それを目指している人は良いんですが、ただなんとなくこういうのを作ってみたい、ってだけで買ってしまうと、自分の目的と大きく外れるんです。
ちょっと寄り道しちゃって、気づいたらカジノで金吸い取られたみたいな。
まぁ音源は残るから別に良いんだけど。
このチャンネルおすすめですよ。モチベーション上がります。
気づいたこと
これ書いてて気づいた事があります。
私はあくまで曲だと思っているので、そこそこ問題なく動いて音もよければ同じのを使いたい人間です。
付属音源→総合音源→単品で良いやつをいくつか
ここまでくると、あとは自分の腕次第なところが大きい。
そうして 1つのものを使い続けていると、新らしいものを取り入れる事に少し躊躇するようになりました。
DAWを始めた頃は、結構音源を買っていたんです (と言っても全然買ってないけど)
そして、曲がよくなるなら安いもんだ、とか言ってた時期がありました。
今でも気持ちの面ではそう思いますが、かなり前よりも慎重になりすぎてる感じはしますね。それは良いのか悪いのか。
自分に必要なものを見定める事を意識するようになってからは、買う前からかなり考えることはよくあります。
その時間は確かに楽しい時間。
人は悩んでいる時、動画を見ている時が一番楽しいから。
しかし買ったらそれを使わなければいけないので、お金も払ったし精神的負担は大きい。
なぜなら、買ったからには幅は広がるか、クオリティは上がって当然だしそのために買うんだから。
そして、それを証明すべくその音源を使って曲を作らなけばならないという。
終わりに
ひとまず日が暮れてきたので結論だが、
今あるものでクオリティを上げる事ができれば、精神上、とても充実する!
多分、それが一番成長を感じれるからではないでしょうかね?
どちらも必要なので、この摩擦が成長していく上で避けて通れないんでしょうね。
一定までいけばあとは作曲を安定させる事や、作品に対してどういうアプローチをするかの方が重要になってくるので、それも曲の質を上げる事だと思っています。
つまり、音源だけアップデートする事が曲のクオリティを上げることではなく、使われる作品に適した曲を書く、というのも同じくらい重要だと。
明日の朝飯は鳥の雑炊かな
あのオヤジ、料理はかなりこだわっていると見た
しかし500Gはやりすぎだ!
武者修行は続きます