ゲーム音楽の巣

フリー音楽素材サイト「音の園」の管理者及び作曲者。このブログではキーボーディスト、ゲームミュージックの作曲を中心に音楽雑記を書いています。健康第一。

【シンセ】マスターキーボードを『JUPITER-80』に替えた感想

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DTMをしているとキーボードやモニターなどの配置が結構難しい。

特にマスターキーボードは何度もコロコロ変えてきました。

ずっと試行錯誤を繰り返してきて、最近ようやく上記の写真のような感じに落ち着きつつあります。

人それぞれ作曲のやり方や、メインの楽器がピアノかギターか、さらにはデスクトップかノートか、さらには打ち込み入力の仕方によっても千差万別だと思います。

 

私はずっと RD-700NX をマスターキーボードにしてましたが、理由は2つ。

  • 常にピアノタッチを弾ける環境、弾きやすい、弾く気になる状態を維持する
  • 88鍵盤の最大音域を視覚的に捉えていたい (低域の奏法スイッチの為)

主にこの理由でした。

ただピアノ以外の音色を弾く時の違和感やフィーリングなどはどうしても犠牲にせざるを得ませんでした。

それからPC361の61鍵盤でしばらく作ってましたが、それもピアノで弾く時に61だと不便だと感じることも多く、そもそもピアノ音色を88鍵盤のイメージで弾くという事もしなくなりました。

そこで76鍵盤でタッチも素晴らしいJUPITER-80に替えて色々楽になりました。

76なら基本的には作曲でも問題ありません。

そんな感じで最近はめっきりピアノタッチで弾いてませんが、やはり純粋なピアノインプロヴィセーションを弾く時はRDで弾きたくなりますねw

JUPITER-80の凄さ

すでに生産終了していますが、このシンセは結局ほとんどの人が持て余してしまうくらいモンスター級のシンセです。

機能性やコントロール部分、音源部分などでは当初同時期に出たKRONOSなどと比べられたり色々ありますが、基本的に電源つけて即立ち上がりますし、ディスプレイが非常に見やすい。

私はキーボードのブログも書いているのと、バンドでキーボードを弾いてきたのでソフトシンセでいいや、という風になれません。それは何度も考えて諦めました。

やっぱりハードシンセは楽しい。この感覚を忘れたくない。

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JUPITER-80は10パート重ねれるのでレイヤーシンセと言われてます。

しかも、最低単位のパーシャルも3つあるので、どんどんサウンドを重ねていけるので、とにかく凄まじい音圧になります。

パーシャルの使い方やトーンの重ね方は自分でルールを決めないと、キリがないし混乱する、あるいはこんなにいらねーよ、ってなりがちです。

私がレイヤーサウンドで最も素晴らしいと思うのは、スーパーナチュラルシンセ部分。

リアルなピアノやアコースティックサウンドも当然素晴らしいのですが、シンセがとにかくすごい。

JUPITER-80のライブセットプリセットを覗くとすごく勉強になるのですが、細かく面白い動きをするシンセサウンドをレイヤーしている事で、普通のシンセ音に聴こえない点ですね。

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例えば、パッドとかにしてもシンプルなエンベロープでリバーブなどかけたものが多いですが、それはピアノにレイヤーさせるための材料扱いだったりします。

バンドでレイヤーする場合はそういったシンプルなサウンドの方が良かったりもするのですが、このシンセは鼻から単体でフルマックスな表現をするようなマシンです。

なので、そんなのはバンドでやる場合はソロパートで表現する場合以外では邪魔になる可能性もありますが、サウンドトラック視点で見ると素晴らしいサウンドです。

そういうのが参考になったりして、実際にソフトシンセでやる場合においてもアイデアの宝庫だったりします。1つの発見が応用出来るみたいな。

現行フラグシップのFAシリーズの方が16パートでレイヤー出来ます。

KORGのワークステーションもコンビネーションでいけますが、あちらはエフェクトのルーティングやプログラムモード時の扱いで管理が違うので…

JUPITER のこのデザインとタッチパネルは独自のもので、ボタンも大きく最低限で使いやすい。

つまみ1つで一気にMIDIを動かすトーンブレンダー機能は凄すぎます。

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これはまさにサウンドトラックで、予測不可な動きをしてほしい時に重宝しますし、アイデア出しでも十分な機能です。

ハードシンセの中でも本当に楽器という感じで手放せないのです。

やっぱり曲を作ることが大事ですが、こういった機能を掘り下げる作業も適度にして勉強していきたいです。シンセパラメータはキリがないし到底操れるものではありませんが、別のサウンドで応用が聴く場合が多いのです。

最近だと、フィルターの使い方がちょっと勉強になって、シンセとかに使われるのが普通なのですが、スネアとかにかけてリアルタイムでオートメーションを書くと単調さを回避したりできます。

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DAWの機材配置に話を戻すと、文字キーボードは鍵盤の上に置くか手前に置くかの二択だったりします。

私は最初、RDの時上に置いてたのですが、キーボード操作は問題なかったもののマウスがどうしても腕を上にあげて操作する為、疲労感が出てました。

また、自作のゴムパッドの上で操作していた為手首も置く範囲も狭くストレスでした。

上の写真の位置だとどちらの操作も、手が自然な位置で操作できるのでとても楽になりました。やはり、鍵盤よりも下にあってくれた方が私にとっては楽です。

JUPITER-80は音色ボタンですぐにレイヤー出来る上に音色も素晴らしいので、アイデアスケッチの即興でよく弾いてます。

終わりに

ダラダラとキーボードのこと書くのは楽しい。

打ち込んだあとは修正がメインになってくるのでやはりソフト音源を使いますが、自分が気に入った機材や、デザインがグッとくる機材を配置するのはそこで作業したくなるかどうかにも関わってくるので大事だと思います。

この椅子に座っている時が一番楽しいです、おかげでデブになりかけてますが・・・

他にもハードシンセのことを何も気にせずダラダラと書きたいですね。