ゲーム音楽の巣

フリー音楽素材サイト「音の園」の管理者及び作曲者。このブログではキーボーディスト、ゲームミュージックの作曲を中心に音楽雑記を書いています。健康第一。

【悩み/疑問】クラシック音楽のコンサートで「眠くなる」本当の理由

「寝落ちうとうとにゃんこ」

「あぁ・・・もう無理っす、眠いっす・・・ダメっ・す・・グゥーーー」

 

クラシックのコンサートで眠くなる人は非常に多いです。

 

私もたまに行きますが、

自分でも寝てしまう時が多いし、周りを見てもぶっちゃけ寝ている人たまにいます。

 

で、拍手の瞬間になったら

「!?」

 

スタンディングオベーションのイラスト

「ブラボーーーー!!!(ドヤ顔)」

 

「ピーピー♪(ドヤ顔)」

 

 

なんでクラシックのコンサートは眠くなってしまうのかを書きます。

目次

眠くなる理由はこれだけ

基本的に人が眠くなるのは

「心地よい、身体が気持ちいい」

もしくは

「疲れている、睡眠不足」

 

この二つですね。

これは自然な生理現象と言えます。

 

しかしこれを深掘りしていくと、コンサートの状況と一致するんです。

 

「心地よい、気持ちいい」「演奏が心地よい、聴いていてリラックス出来る」

「疲れている」→「曲が理解できなくて脳が疲れてしまう、知らない曲で興味がわかない」

 

結局のところ、

「疲れる状態になっている」+「心地いい状況」

これが原因ですね。

クラシックは心地良いから?

外出の準備をして寝る人のイラスト

クラシック音楽は、ピアノだったらノクターンのような静かな曲だと、知っていても知らなくても心地よいものです。

寝る前に流してもおかしくない、睡眠作用の効果があります。

 

しかもプロの演奏家が弾いているので、基本的に上手いはずですから、そりゃ心地よくて寝ます。

 

さらに、

必ずしもコンサートだからといって「演奏に集中する必要性はない」わけです。

演奏家には失礼なのかもしれませんが、コンサートなのでどんな聴き方をしても自由ですね。

言うまでもなく、イビキかいたり隣の人にもたれかかったり、周りに迷惑をかけないことは前提です。

 

もし、自分が審査員だったらものすごい集中して曲を聴くかと思いますので、そりゃ寝ませんよね。

 

ただ、無防備な状態で子守唄を歌われたら、寝る確率は増大します。

曲を知らない

授業が分からない子供のイラスト

はい、実はこれが一番書きたかったことです。

「演奏する曲をそもそも知らない」

 

曲を知らないコンサートほど、苦痛なものはありません。

クラシックは難解な曲も多く、誰もが知っている有名な曲なら聴けるんですが、マイナーでピアノやってる人しか知らないような曲とか(ノクターンのうちのどれかの曲とか)

そんなん弾かれたら寝ます。

 

人間は理解できないものを押し付けられたら、基本的には考えることを放棄します。

それは防衛手段とも言えるでしょう。

脳に負荷がかかってがパンクするからですね。

なので無意識にそれを回避しようとします。

 

興味のない話を、ダラダラ緩急もなく話されたら・・・授業中に寝ますよね。

 

もちろん、理解しようと集中して聴いていれば別ですが、曲を知らなければ脳は必ず疲れます。新しいことをインプットしているので。

なので知らないと寝る確率は上がります。

 

これはクラシックだけに当てはまらずで、他のコンサートも同様です。

バンド演奏、オーケストラ、音が大きいコンサートやライブ。

立って聴いている状態でも普通に寝れる人は寝ますし。

心地よさ+疲れる 

そこで、

先ほどの「心地よい」「疲れる」「相乗効果」を発揮してしまうんですね。

 

クラシックは基本的に大きいホールで座って聴いています。

しかも、自分一人が寝ていようが誰も気に留めません。

 

なので、それも含めて「心地よい」と言うことですね。

寝ても問題ない状況、安心できる状況、ってことです。

 

知らない曲聞かされて脳が疲れて眠くなって、座ってて、自分が寝ても誰も怒らないし問題ない・・・なら寝ます、はい。

 

どちらかの状態でもやばいのに、両方合わさったら・・・ 

クラシックのコンサートはそんな状況になりやすいですね。

コンサートを見に行った時のこと

「ユンディ・リ」と言うショパンコンクール優勝者の中国人ピアニストがいて、私はユンディが大好きでした。

弾き方とか間とかダイナミクスとか、自分がそう来て欲しい!って言う演奏をしてくれるので、結構ファンだったんですね。

いよいよ見に行くことになって、演奏する曲を見たら半分は知ってる曲、半分はあんまりしならない曲でした。

 

実はそのコンサート、

クラシックピアノの演奏を一人で初めて見に行ったコンサートでした。

チケットも高いし、楽しむために頑張って曲を聴いて覚えておきましたが、まぁ例えば幻想即興とか、そういう最後まで全部覚えてます、みたいな曲以外の演奏の時、やばかったんですね。

 

「寝ちゃった」

 

真ん中のいい席取っていたし、ピアノをやっていたので、頭から研究もかねてすごい集中力で一音一音、目と耳を使って・・・

 

抱き枕を抱いて寝る人のイラスト(男性) 

「一曲終わっただけでめっちゃくちゃ疲れてますがなワイ」

 

続かないんですね〜

 

本気で寝ちゃいけないのに、寝ちゃう、寝ちゃう

 

睡眠不足の車の運転ありますよね、あれやばいですよね?

あれと同じ感覚でした。

 

そりゃ座ってるし暗いしバレないし寝るわ・・・

 

で、拍手で目が覚めて

 

スタンディングオベーションのイラスト

「ブラボー!!」

(目をつぶりながらちゃんと聴いてました)

得意気な顔の男性のイラスト

 

隣のおっさん「おめー・・・寝てただろ・・・汗」

 

終わりに

自分が好きな人の演奏で、曲を覚えて行ったにも関わらず寝たと言う。

うろ覚えの曲は、どれだけ好きでもやっぱり寝ちゃいますね。

 

演奏は激ウマで、もはや子守唄。

憧れのピアニストだったのに・・・ 

 

良い経験ですが、コンサートをどう楽しむかは自由ですね。

寝れるくらい心地いいならそれもよし、寝たら損した気分になるならしっかり予習しておく、ってのがいいと思います。

 

くれぐれも、友達にクラシック誘われた時はご注意くださいネ♪