「いや、どうもしねーよボケ!」っていう強気な方は問題ないとして・・・やっぱり最初は気にしちゃう方、多いのではないでしょうか?
自分が好きな作品に似てしまったりすることは良くあることですし、それが意図的ではないにしろ、自然と影響されてしまうことなんてザラですよね。
その苦労して作った曲が「あれに似てる」とハッキリ言われたら・・・いや、まぁ本当に似てたらしゃーないですけどw
「いや、似てねーし」
「そうかなぁ」
「ガックリ・・・」
素直に聞き入れるか、それとも反発するか、スルーするか、落ち込むか?
でも、せっかく聴いてもらえるのだから、どんな感想をもらおうがありがたく受け取っておくべきだと思うんですよね。
活かすも殺すも自分次第。
今日はそんなテーマで雑談を書いてみたいと思います。
目次
はじめに
誤解を恐れずに言うのであれば、「〜に似てる」「〜っぽい」と言うのは、人によっては褒め言葉である場合もありますよね?
本人がその通りに狙って作ったのであれば、または意識して似せた、自分も好きだからそう言う雰囲気のを作った、それなら逆にそれが伝わってると言うこと。
なら嬉しいはず。
問題は逆、基本的に上記のパターンで無い限りは
「まだ君の曲、オリジナリティが無いね。〜っぽいね。」
なぜか、そう言われていると感じてしまいます。
まぁ、聴かされた側はそう感じるのだから仕方ないわけで・・・w
感想を言う立場になって考えてみる
私の推測ですが、音楽をやってようが、やっていまいが、人の感性や言葉にする時のイメージの引き出し次第で、そう言った抽象的かつ具体的な感想になりやすいのだと思います。
抽象的で具体的ってどう言うことやねん。矛盾しとるやないかいコラ。
「海っぽい、自然の中にいる感じ、バトルの曲」は抽象的〜具体的
「FFっぽい、ドラクエっぽい、〜のアーティストっぽい」は具体的
後者のような具体的な感想を言ってしまうことってありませんか?
(海でも別に具体的だと思いますが、本記事では〜風、誰々風、を具体基準にしている為ご了承ください)
まぁ、それが良い悪いの話ではなく、正直どちらの印象で言われたいか、と言う話ですね。
暗いですね、明るいですね、楽しい感じですね、とかでも抽象になるのかな?
要は、具体的な作品名で例えるのか、ムードで例えるのか、印象で例えるのか、の違いでしょうか。
多分ですが、海っぽい、とかだとすごく広いイメージがあります。
作曲者側からしても「海かぁ〜ふむふむ」ってイメージを広げれます。
しかし、ドラクエっぽい、とか言われたら・・・
「ドラクエかぁ・・・ドラクエのパクリっぽいかなぁ・・・」とかネガティブに捉えてしまったりする人もいるかもしれません (え、いない?)
でも、よく考えたら感想を言った側は確かにドラクエって言ったけど、もしかしたら RPG はドラクエしかプレイしたことがなくて、"RPG"っぽい、って言いたかったんだけど"ドラクエ"って言ってしまったかもしれないです。
とか、そこまで考え出したらキリがないのですが・・・。
音楽的観点で考えてみる
実は、フレーズが全く違うのに「〜っぽい」と言われた時がありました。
そこで、私はやっぱどう考えてもそれっぽくないなぁと思ったので
「うーん、ちょまって、どこが似てる? 何の曲?」
って感じでディスカッションしてたのですが、相手も
「うーん、この曲かな・・・あぁでも別に違うか〜何だろな〜? いや、別に似てねーかw」
そこで私はその曲を聴いて
「あ、もしかして、このギターの音色が似てるってこと?」
「あ、そうだわ。その音が〜のこの曲っぽく聴こえる」
こう言った感想もあるんですね。
つまり、何かに似てるとは言っても、そのイメージは人によって様々です。
もし、何かに似てるって言われたら、とことん「どこがどう似ていると感じるのか」を聞いて見ても良いと思います。
さらっと言われて凹むよりも納得の行く説明が得られれば、今回のように音色の話だけであれば大して気にする必要もなかったんだなぁ、ってこともあります。
リズムパターンが似ているだけで〜っぽい、とかも結構ありますからね。
(フレーズだと問題ありの場合がほとんどですが)
と、これだけ先人の曲があるので、あまり気にしてても仕方ないんですけどね。
感想って難しい
感想を言う方も、感想をもらう方もそれなりに難しいと思うのです。
「〜っぽい」と言われたら、作曲者はなんて答えれば、反応すればいいのだろう?
そのつもりで作ったのであれば、「分かってるねぇ〜その通りさ!」でOKだけど、そうでない場合「あ〜なるほど〜そうかも」とか?
逆に聴かされた方が「いや、マジであの曲にソックリなんだけど何て答えれば良いんだ」ってなるかもしれません。
・・・はい、厳しいですが、聴かせるからには何を言われても良いと覚悟しないと感想を言う人も困ると思います。じゃあ聴かせるなよ、ってなっちゃいますしね。
でも、本当に聴いた曲が良くて素晴らしかったら、言葉なんて選ぶ次元でも無いので、そう言ってしまえばやはり「曲次第」な部分もありますよね。
そうなってくると本当に精進したいって思います。
しかしながら、広い目で見ると、〜に似ているから好きになる、って言うパターンもありますし、どんなきっかけで自分の曲を気に入ってくれるか予測できませんから世の中分かりません。
最後に
雑談になってしまいましたが、公開する以上、何言われても耐えろ!ってことで・・。
曲の感想というのは、作るからにはやっぱり気になりますし、自分のイメージと聴く人のイメージの差分が楽しいエキサイティングな情報交換ってのはあります。
インストなら作った曲が、意外な場面で使われていたら面白いですし、逆に感想が同じ、共有してもらえた、というのも嬉しいですね。
あまり何かに似てると言われても気にせずにどんどん作っていけば、次第に何も言われなくなるのかなぁ、と個人的には感じています。
曲作って表現する以上、何を言われても仕方ないのは当然なので、それを前提に構えておく姿勢は大事なのかもしれません。
あ、ブログでも同じことですね・・・。