Photo by KORG
KORG B1 は KORG が今現在販売している電子ピアノの中で最も価格が安く、そして評価も高い電子ピアノです。
先日楽器屋へ試奏しに行ってきましたので感想を書いていきます。
(個人的な主観はありますのでご了承を)
目次
KORG B1とは?
製品コンセプトは「エントリーモデルの当たり前を変える」という。
はい、コンセプト通りやってくれました、すごいコスパですw
4万切ってる電子ピアノでも、弾ければこんなに表現が出来ます。
やっぱり練習あるのみ!
KORG B1の良いところ
まず何と言っても「値段が安い」と言うこと。
4万切ってますからね、これはすごいとしか言いようがないです。
そして鍵盤の作りも良いです。ピアノ初心者が予算内で最初の一台として選ぶ分にはオススメできる製品ですね。
あとデザインがシンプルかつスタイリッシュでオシャレです!
そこまで主張しないデザインは、部屋に溶け込んで違和感がありません。
黒が良いと思いましたが、専用スタンドとセットならホワイトも負けてない。
部屋に合わせて選ぶのが良いでしょう。
サウンド面では、ピアノはもちろん他にもエレクトリックピアノの音色がかなり良い感じです。弾いていて気持ちがいい。
専用スタンドを買わなければ、持ち運びができる電子ピアノとしてさらにメリットがあるので機動性も抜群ですね。
ここが人によって評価が分かれるかも?
私の好みもありますが、内蔵スピーカーの傾向ですね。
動画を見る限り元音は良さげなんですが、実際店舗で試奏したところ、低音域〜中域が結構強めかなぁと感じました。
弾き方次第ではこもってしまうので注意が必要かも。
あとデザインは良いんですが、個人的に電源ボタンとボリュームノブの作りがちょっとチープかなと (細かい)
ネットで見る限り気になりませんでしたが、実物を見たら少し気になりました。
それから MIDI が無いのが少し残念ですね。まぁ純粋に B1 単体で演奏を完結する方にとっては何の問題もありません。
音色と鍵盤はしっかりしているので、この価格ならコスパは最高です。
タッチについて
KORGの電子ピアノは上位機種だと RH3 などは重いものが多いのですが、B1のNH (ナチュラルハンマー) は意外と重くなく弾きやすいと思います。嫌な軽さではなく、初心者が弾きやすいくらいのタッチで良い感じでした (重ければ良いという話でもない)
ベロシティ (強弱幅) のベースは3段階前後な印象 (推測)、なので練習時はボリュームを上げた方が強弱をつけやすいでしょう。
ヘッドフォンは音が良いので防音も兼ねて推奨ですが、クラシックレベルの表現を期待する方は素直にグレードの高いのを買いましょう。
ちなみに LP-180 も弾きましたがタッチの傾向は同じでしたね。蓋がついてなくても良くて最低限の機能でコスパ重視であれば、安い方の B1で良いと思います。
デモ動画
動画の音質はバランス良いのでヘッドフォンは良い感じだと思いますね。
こちらの感想でも低音は厚みがある、とのこと。
個人的にはスピーカーで聴いた限りでは、ライバル機種の YAMAHA P-45、CASIO PX-160 に比べて少し厚いかな〜と思いましたが、人によって音の好みもあるので、これくらい低音があったほうが音が豊かだと思う人もいると思いますね。
また、ピアノの音色も複数あるのでそれによってもタッチや音は違います。
あくまで私の印象ですので参考までに。
こちらの動画では一通りの音色を確認できます。どれも良いサウンドですね。
最後に
KORG B1は評価も人気も高いのですが、やはりそれだけ売れていると言うことですね。
エントリーモデル、というカテゴリーの中で目指すべきことは、ピアノをやってみたいと思う方が手に届く価格、それでいて満足度を満たすタッチとサウンド、だと思います。
やはり価格が高い製品がいいのは至極当たり前なことなので、この価格でこのクオリティを追求、形にしたことは本当に素晴らしいと思います。
これだけ安くてこの性能ですから売れて当たり前でしょ、っていうレベルなのは頷けますね、時代は変わったなぁと。
初心者、中級者にもオススメの KORG B1、色はやはりシックなブラックですね。