ゲーム音楽の巣

フリー音楽素材サイト「音の園」の管理者及び作曲者。このブログではキーボーディスト、ゲームミュージックの作曲を中心に音楽雑記を書いています。健康第一。

音楽素材サイト紹介『HURT RECORD』

f:id:Andy_Hiroyuki:20151205143320p:plain

www.hurtrecord.com

管理人 斎藤 裕喜
開設

2009年

BGM 800曲以上 ジングル含む (2015/12現在)
効果音 400ファイル以上
商用利用 無料だが、サイトへ使用の旨を伝える必要がある
著作表記 任意
素材加工 OK
使用報告 任意
配布形式 MP3
ジャンル

オールジャンル

オススメ用途 TV、CM、ゲーム、アプリ、映像、舞台、YOUTUBE、ラジオ、など

(2015年12月現在のデータです)

HURT RECORD とは

HURT RECORD は、管理人の斉藤裕喜さんが運営するフリー音楽素材サイト。こちらは本サイトの選考を通り抜けた様々な作曲者たちが所属する音楽レーベルのようなサイトになっていて、所属する作曲者たちが作ったBGM、効果音を無料で配布しています。作曲出来るのであれば、誰でも気軽に所属できるといった方式をとっていない為、素材のクオリティは一定以上の水準を保っているのが特徴ですね。

2015年12月現在では78名以上の作者たちによる音楽素材が、BGMは800曲以上、効果音は400ファイル以上も用意されています。

親サイトはこちら。HURT RECORD はこのオルトリズム・サウンドワークスのコンテンツの一つとして運営されています。

www.altrhythm.com

サイトの特徴

サイトのデザインは今時な感じですね。左のサイドバーからコンテンツをクリックすると、中心部の表示が切り替わるようになっています。右上にも分かりやすいサイト案内表示があり、かゆいところに手が届くデザインとなっているのが良いですね。

f:id:Andy_Hiroyuki:20151205143445p:plain

サイトの右下は広告スペースがあり、常に広告主を募集している模様。月間PVや試聴およびダウンロード数も膨大な為、毎日かなりのユーザーたちに利用されているようですね

サイトの方向性

HURT RECORD は所属する作曲者たちが作った音楽素材を好き勝手にアップするといった方向性ではなく、毎月第1土曜日にサイト側から「テーマ」が発表され、作曲者たちへテーマ通りの公募をしているようです。

  • 毎月第1土曜日にテーマが発表される→作曲者はテーマに沿って作曲
  • 毎月第4土曜日にその曲がサイトへ追加される→テーマは検索タグとなる
  • テーマはユーザーがリクエストすることもあるようです

そのテーマは、毎月第4土曜日に新しいカテゴリーとして追加されるようになっている。サイト側は作曲者を管理することで、素材のクオリティや管理面にきちんと責任を持つことになり、ユーザーは品質に安心感を持てますね。

f:id:Andy_Hiroyuki:20151205152034p:plain

毎月お題を決めることで、常に所属する作曲者のモチベーションなども考えられてるのがGOOD!

f:id:Andy_Hiroyuki:20151205152508p:plain

シチュエーション、イメージ、他にも感情や自然、といったテーマが存在します

毎月テーマに向けた作曲ノルマがあるので、常に作曲者たちは緊張感のある状態で切磋琢磨できるような環境となっています。このように曲だけでなく所属する作曲者も管理している為、サイトと作曲者、両方を育てるサイトモデルと言えますね。

ユーザーから見たサイトの視点

テーマに沿って毎月新しいカテゴリーが追加されるので、ユーザーはサイトの更新が楽しみになるでしょう。また、ユーザーが欲しいテーマをリクエスト出来るのもこのサイトの醍醐味。ユーザー参加型と言えるので、そういう意味ではサイト側、作曲者、ユーザーのみんなでコンテンツを作り上げるような感じです。ユーザーは月刊コミックの発売みたいに音楽を待つことができるのではないでしょうか? 

作曲者から見たサイトの視点

月間PVも非常に高く、毎月多くのユーザーに利用されているHURT RECORD に作曲者として登録できれば、多くの人に自分の音楽を聴いてもらい、気に入れば使ってもらう機会を得ることが出来ます。それがモチベーションに繋がり、さらなるレベルアップにもなりますね。あくまで毎月のリクエストをノルマとするだけで、基本的には他でも活動は出来ます。自分を知ってもらう為の一つの手段として HURT RECORD に応募するのも良いと思います。

カテゴリー

HURT RECORD のカテゴリーは基本的にアーティスト、テーマ、月間、年間ランキングから選ぶことが出来ます。それぞれのカテゴリーのトップ画面にはオススメのアーティストやテーマがピックアップされているので、そこから選んでみるのも良いし、その下に表示されている「全てのアーティストを見る」といった全表示から検索もオススメです。

BGM素材の利用の仕方

まず左のサイドバーからBGMを選択しましょう。

f:id:Andy_Hiroyuki:20151205161711p:plain

カーソルを載せるとハイライトされるのでクリックしよう

 

すると・・・

 

画面が切り替わる。ではオススメのアーティストの「ちか」さんの選んでみます。

f:id:Andy_Hiroyuki:20151205162718p:plain

オススメのアーティストはランダムではなく何らかの法則でサイト側から選ばれているようですが、曲数を多く提供しているアーティストもいれば、少なくともオススメとされている作曲者も混在していますね 

このようにその作曲者の提供曲がズラリと並ぶ。曲名を選ぶと試聴ページへ、テーマを選べばそのテーマの曲一覧と作曲者名がズラリと表示されます。

f:id:Andy_Hiroyuki:20151205173559p:plain

こちらは「ちか」さんの提供している曲の一覧。下にもまだまだありますよ。例えばここで「平和」のタグを選ぶと・・・

f:id:Andy_Hiroyuki:20151205174228p:plain

このように平和のカテゴリーへ移動して曲を選べるのと、作曲者も右側に表示されている為分かりやすいですね。各作曲者を選べば先ほどの作曲者が提供している曲の一覧表示ページへ行くことができます。

試聴ページの見方

では、上記の画像の曲一覧から「ピースメッセージ」という曲を選んでみます。

f:id:Andy_Hiroyuki:20151205174924p:plain

すると作曲者のコメントを見ながら曲を試聴できますので、気に入ればダウンロードしましょう!

f:id:Andy_Hiroyuki:20151205190101p:plain

同ページ内の下にはこのように表記されている。プロフィールを見てみましょう。

f:id:Andy_Hiroyuki:20151205190304p:plain

このように、作曲者のメッセージが見れます。依頼する場合は、提供している楽曲と合わせて得意ジャンルを確認しましょう。

効果音

効果音のカテゴリーについても、基本的にはBGMと同じ検索方法になりますので上記を参考にして頂ければと思います。ですが効果音は試聴は出来ませんので、ファイル名とカテゴリーやタグからイメージするしかありません。この辺は少し残念ですが、必要であればダウンロードしましょう。

ランキング

検索方法の一つとしてランキングからも選択できますが、こちらはかなりオススメ。サイト内でのランキングを月間ならTOP10、年間ならTOP20まで確認出来ますので、需要のある素材の動向を確認したい場合はこちらも覗いてみてください。とくに効果音やジングルはこちらのランキング内からだと試聴もできますのでオススメですよ。

f:id:Andy_Hiroyuki:20151205193339p:plain

素材の利用について

  • 著作表記は任意
  • 非商用利用は無料
  • 商用利用はメールで使用の旨を伝えれば無料
  • 素材の加工はOK

詳しくはこちらの利用規約をご覧ください。

www.hurtrecord.com

作曲依頼

作曲依頼は他のサイトと違い、基本的に HURT RECORD が管理しているようです。また、作曲者をこちらで指定することもできますし、特に作曲者指定が無ければ公募といった形も可能、そして複数の楽曲から選考したい場合はコンペ形式もあります。

作曲依頼について詳しくはこちらをご覧ください。

著作権フリーBGM配布サイト HURT RECORD : BGM 制作依頼

RPGツクールでの使用について

HURT RECORD の素材は全て MP3 ですので、ツクール上でキレイにループさせるには OGG に変換してループタグを埋め込む必要があります。それらについてはこちらに簡単にまとめましたので参照してください。

andy-hiroyuki.hatenablog.com

最後に

HURT RECORD は毎月テーマを決めて作曲者から公募するため、一気に何曲もの同テーマのBGMがアップされるのが嬉しいですね。それから毎月公募する為ノルマはあるようですが、サイトにアップされる曲はきちんと選考があるみたいなので、曲の品質に期待が持てる点もGOODですね。こういったスタイルのサイトに興味があればチェックしてみてくださいね!

こんな記事もいかがですか?