ゲーム音楽の巣

フリー音楽素材サイト「音の園」の管理者及び作曲者。このブログではキーボーディスト、ゲームミュージックの作曲を中心に音楽雑記を書いています。健康第一。

SoundCloudでインディーズのゲームクリエイターから依頼が来た

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SoundcloudでRPGのBGMを依頼してきたカイ君からメッセージが来ました。彼はキックスターターでRPGを公開していこうと計画していました。

www.kickstarter.com

「Kickstarter」とは?

キックスターターとは? | シェンムー3こちらのサイトが分かりやすいかもしれません。

クラウドファンディングにより資金をユーザーから調達し、目標金額に達したら開発に着手するという新しい開発手段。目標額に達しなければ出資者に返還。2009年からスタートしているみたいだけど私も知ったのはここ最近です。

開発が成功したら、出資したユーザーは何らかの恩恵を受けれるというもの。その作品のグッズであったりサービスであったり様々です。ん〜なるほど!カイ君はこのキャンペーンを使ってRPGを作る計画をしているようです。

著作財産権とは?(かんたんに)

作曲者が作曲依頼を受ける場合、曲の権利権「買い取り」をどうするのか決める必要があります。多くの作曲者は、買い取りをされてしまうと例え自分が作った曲であっても、自身のサイトなどにおいてその仕事を実績として許可なく公表する権利を失います。規約を交わしてお金で取引する以上「様々な権利も含め」依頼者の物になります。

なので相当「それに見合う金額」でなければ、作曲者は買い取りしたがらないと思います。実績公開や、その仕事があったか無かったかさえ他社に公表出来ない為、作曲者にとってその「成果物」と「費やした時間」が「=お金」となるので、自分のブランディングが出来ていない人は買い取りをされたくないでしょう。

なんらかのゲームや映画などで使用されたという実績の方が、次の仕事へつなげる為に遥かに重要なので、仕事内容によって...と言った感じなんでしょうかね。でもぶっちゃけ、ゲームや映画などは誰が作ったのかクレジットすることは両者にとってブランドになると思うので、このパターンだと原作の買い取りまでもは希望しないでしょうね。

買い取った権利を駆使する理由は、おもに商用に利用する場合において自由に使える権利が欲しいのが一つ、もう一つは自分たちしか使用できない「独占権」ですね。

自分たちのイメージする用途の為に作られた曲が欲しい。お金を払って曲を依頼するのですから、自分たちの作る作品のみでしかその曲は使われない、という権利が欲しいのは当然です。

今回のケースでは、あくまで原作は私ということをキープした上で、相手の会社が商用に自由に利用する権利、独占権などを買い取りたいという確認でした。

サウンドトラック特典が出資者への恩恵

今回、作品のイメージを出資者へ提供するために3つの曲が必要だと言われました。

・メインテーマ

・安らかな街のテーマ

・バトルテーマ

この3曲がプロモーションで必要のようです。

出資に成功したらこの3曲はゲームに使われて、限定版購入の特典としてサウンドトラックを配布したいとのこと。

 

バトルと街の曲は近いイメージの作品を教えてくれれば良いとして、メインテーマは「どういう感じの場面で曲が流れるのか」で作り方が変わりそうな感じがします。

納期や作品の開発状況などが知りたいですね。

最初は彼のソロプロジェクトかと思ってましたが、会社って言葉使ってきたのでチームで制作するのかな? いずれにしても英語でやりとりが大変ですが、その分テンションだけは上がりますね。

その後の話

カイ君から早速メールが届き、来年に向けて制作していくという流れで企画段階の話が終了しました。 

日本のゲームを愛する外国人

彼は「クロノトリガー」「ファイナルファンタジー」「ドラゴンクエスト」「聖剣伝説」「スターオーシャン」「ヴァルキリープロファイル」「ゼルダの伝説」「ワイルドアームズ」などの日本のRPGに影響を受けてました。

日本が作ってきたゲームの歴史というものの大きさが、国境を越えてどれほど多くの人に影響を与えているかということを改めて痛感しますね。私は日本人なので、これらのゲームは青春そのものと言っていいです。なんだか本当にすごいことですね。

これからのこと

これから色々進行状況などを書きたいところですが、あくまで依頼として成立したので(いちお〜)公開するまで秘密厳守ということですので、この記事はこの辺で終わりにしたいと思います。また何かしら書けることがあったら書きたいですが、、、こういう話がありました、ということだけ。

縁を大切に

何もプロモーションしてない私のアカウントを見つけ出し、メールをくれた「行動力」と「縁」に感謝し、自分の経験値アップも兼ねて頑張ろう。