Photo by ぱくたそ
作曲していると、自分の作っている曲がなぜだか急に「クソじゃねーかこれ」みたいな感覚になってしまう時があります。いやしょっちゅうあります。
まずはなんと言っても「未完成の残骸である状態」ということです。
曲を完成させた経験を元に、
「今はフレーズもぐちゃぐちゃだし酷いけど、最終的には音圧などもこんな感じになるだろう」
そんな感じで完成系をイメージしながら、ひたすらレンガを貼っ付けてビルディングしている最中。
しかし、それが長引くといつまでもダメな状態の曲を聴き続けることになるので、相当自信持って構えて作曲してないと
「あれ、これなんかダサく聞こえてきたんだが・・・」
まぁこうなったりします。
なるべく早く完成に近づけるスピードや割り切りが大事なのかなと。
曲は自分の心身に影響される
「何だかダメな気がしてきた・・・」
なぜだか聞く場所を変えたり、一日置いて聴いたり、連続で聞かずにパッと急に聴いたりすると、耳がリセットされているので思いもよらぬ聴き方をしてしまう時があるんですね。いやしょっちゅうです。
例えば依頼者様からボツを食らったりすると、すごい自信を持って送った自分はどこ行ったよおい、ってくらい曲の聴き方や印象が変わってしまいます。
「メンタルの問題」です。
色々なパターンや視点、大きく広い目を持てなければ大ダメージを喰らいます。
自分の趣味範囲で作っている曲はもちろんジャッジは自分自身になるわけですが、発注を受けている場合はジャッジは依頼者様に委ねられます。
それは求めているイメージと合わないだけであり、その曲自体がクソだと決まったわけではありません。しかし存在価値を否定された気分にはなりますし、やはりなぜかダメ曲、そう聴こえてきます。
そんな時は、強靭で野蛮で強欲で、自信たっぷりにみなぎるメンタルを持ちたいものです。
何でも長引かせるとヤバイ
例えば恋人とか友達とケンカしちゃったら速攻で「ごめんなさい!」した方がいいのと一緒で、夏休みの宿題や自由研究、虫歯の治療、何でも長引かせると良くないんですね。
「勢い」って言葉があります。
これ、最近至る所で重要だと感じているんです。
プロポーズとかもそうだし、物を作るスピード感、メリハリを作るきっかけ、勢いがないと実現出来ないことってあります。
「1時間くらいでデモが形にできる曲はやっぱり良い曲になる確率が非常に高い」
このスピード感。それも1つの基準、判断に出来ます。
もちろん、早まって行動しているわけなので犠牲になる部分もありますが、スピードがあるということがそれらを上回るメリットがあると思っています
早く作るメリット
大きいのは「固執しなくなる」ということ。
早く作ったんだから、その分ダメだったとしても「まいっか、また作れば」って切り替えやすいし、まだ勢いが余ってるんですね。
逆にえらい時間かけて「はぁはぁ、これでバッチリや」みたいなんから「ダメっすこの曲」ってなったら「えーーーー!!!」ってなっちゃうんですね。
「あんなに時間かけたのに・・・」
時間はただかければいいっちゅうもんではない!
時間をかける、言い換えれば「時間がかかる」というのは「本人の問題」であり、それは自己満足な話です。
その時間軸は本人が体験しているだけであり、周りは関係ありません。出来たもんが全てです。悲しいけどそうなんです。
だからどんな手を使ってもいいから早く作るに越したことはないんです(犯罪はダメ)
終わりに
そんな感じでこの記事もスピード感重視で勢いで書きましたが・・・
集中出来ない時もあるし、うまく曲がかけない時もありますが、早く作ろうとするのは大事だし立派なスキルだと思っています。
基本能力を上げねば・・・