2015年8月から運営している「音の園」という音楽素材サイトがリニューアルしました。
著作表記だけしていただければ、無料で商用、非商用問わず作品にお使いいただけます。個人で聴くのも全然オッケーなので、気軽にサイトに遊びに来ていただけると嬉しいです。
7月中旬より一ヶ月、リニューアル作業に時間がかかってしまいましたがデザインも機能性もパワーアップしています。さらに一部既存曲の改変、最近作った新規20曲近く投入しました。
リニューアルの変更点
こちらが今回リニューアルしたデザインになります。
- デザイン変更
- コメントを楽曲ごとに表示
- 再生バー、ボリュームバーの改変
- iPhone、iPad に専用対応
ユーザービリティはこのような感じで、個人的には全体にメリハリが付き、かなり見やすくなったと思っています。特に iPhone で快適に操作、再生、選択できるのが良いと思います。iPad で見るのがオススメ。
音の園の特徴
こちらはリニューアル前の音の園。デザインの考案は iTunes のプレイリストが元となっています。私は iTunes のプレイリストにアルバムフォルダを作り、そこに各アルバム曲をすべて放り込み曲を管理していますが、そのように「コンセプトに沿った楽曲の置き方」を目指したいと要望していました。
最新のインターフェースを使用して作られているのが特徴で、どの曲を流しながら目的のページへ移動しても音楽が途切れないので、効率よく曲を探すことができます。
コンセプトに沿った配置にこだわる理由
作った曲を仮想のサウンドトラックごとに分けて左側に配置する理由は主に2点あります。
目的に近い曲へのアクセス
一つはゲームの内容に沿った置き方をすることによって、目的の曲や、それに近いコンセプトで作られた別の曲へアクセスしやすくすることが狙いです。
探偵ゲームならフュージョン、ジャズ風、王道RPGならファンタジー風、オーケストラ編成中心、シューティング、パズルならシンセサイザー音色を中心とした曲。
使用音源をある程度縛り、その中でシーンにありそうな、あったらいいかも、という妄想の元楽曲を増やしています。また、その方が私自身が素材の全体像を把握しやすいという個人的な理由もあります。
ゲームの世界観を大切にしたい
二つ目は、アルバムごとの世界観を大切にしたいという点です。
私が勝手に考えたストーリーに沿って作っているので汎用性が効かない曲も多いのですが、好き勝手に曲を増やすとクオリティや他の曲とのバランス、統一感を損ねる可能性が出てくるので、ある程度の基準、縛りを設けています。
その一つに世界観があり、「こんなゲームがあったら」というイメージの元に曲作りを楽しんでいます。
素材サイトへの想い
このサイトは、私が作ったオリジナル曲をゲームなどを中心とする作品に「音楽素材」として使用していただくことを目的に、友人「id:syonx」と一緒に作りました。要望だけ伝えてあとは彼に全部任せていますが、曲数も100を超えてくるとエクセルデータがカオスになりつつあります (汗)
彼はマテリアルデザインを使用したサービスや、Atomの日本語化パッケージなどを作っています。
楽曲のダウンロード方法
例えば「 RPG」というアルバムの以下の曲を選択すると、右側の表示が変化します。
再生バーやコメントが表示されますが、その下にダウンロードボタンがありますのでクリックします。
すると上記のようなページに移りますので「MP3のファイルのダウンロード」をクリックすると、ファイルのダウンロードが開始されます。
ダウンロードをクリックして専用ページが出てきますが、基本的に、3クリック程度でダウンロードまでたどり着けるようになっています。
次のプロジェクト
インプロビゼーション、即興演奏を中心とした楽曲を置くサイトの制作に取りかかっています。まだ考案中なのですが、垂れ流しで即興ピアノ、アンビエント系の楽曲を聴けるような作業用 BGM のサイトを作る予定です。
私はモチーフを決めてから即興することが多いのですが、そのモチーフは「音の園」の楽曲のメロディ、コードからも幾つか派生させたりする予定です。それにより楽曲の関連性を深め、即興力で自分の世界観の新たな表現に迫ります。
音の園の姉妹サイト的な位置付けを目指しています。
ピアノという楽器、音色は見方によっては「プレーンな状態」である印象があるようです。つまり言い換えると「色が付いてない状態」であること。
なのでサイトのカラーデザインを「白黒」を基調としたものにしよう、と友人と考案。
この他にもピアノ以外の音色も使ってアンビエント系の即興曲も作る予定ですが、現在のコンセプトとしてはこのような感じです。
最後に
開設から1年、閑古鳥状態であった音の園も少しずつ認知されてきたみたいで嬉しいです。一周年記念のリニューアル作業と、ブログを育てていた間に中断していた曲作りの再開もあり、一ヶ月もブログを更新していませんでした。色々な作業を並行するのは本当に大変ですね。
書きたいこともたくさんあるのでまたブログも再開していきます(^-^)