2016/12 更新
商品を買う時に、その商品をずっと使うつもりで買う場合もあれば、いつか売ることも考えて買う場合もあるでしょう。その時に誰しもがなるべく「高く売りたい」と思うのは当然だと思います。
いったいどうすれば高く売れるのでしょうか?
もう一つ大事な事は「そもそも売れるのか?」という事です。
この2つに共通している重要なことが「どの商品を買うか=売るか」と「どこで売るか」の2点です。
それらを満たしていれば一般的な売値より高く売る事が可能になります。
先に結論を言うと「どこで売るか」については「ネットオークション」を使います。ですが今回は「どの商品を買うか?」に焦点をあててみたいと思います。
目次
リスクを軽減したいなら「価格落差」を意識することが大事
商品は基本的に「定価が安い商品の方が売る時にダメージが少ない」です。なぜならどんな商品も価格落差というものが存在します。
例えばゲームで言うとドラクエのようなRPGでも、薬草は8Gで買っても6Gで売れますが、鉄の鎧は買うと1200Gですが、900Gでしか売れません。薬草の2Gと比べたら300Gは大きいですよね。これが価格落差です。
つまり高額な商品ほど価格落差が発生します。イコール、売る時のリスクが高いのです。ネットオークションでも、リアル店舗でも同じです。
必要なのは「検索力」
今はネット社会ですので、必要な情報は殆どインターネットから仕入れる事が可能です。もしあなたが商品を高く売りたいのであれば、後々でも高く売れる商品を買わなければ(選ばなければ)なりません。売りたい商品が、これから説明する条件を満たしていなければ高く売るのは難しいでしょう。
そこで重要になってくるのが「検索力」です。調べる力さえあれば、過去の事例などから、ある程度の情報を先読みすることが可能になります。
この「商品をなるべく高く売る」ということも同じことです。
調べる手順さえ分かれば、誰でも出来ますので今日からあなたも試してみてください。
いくらで売れるのか調べる
まずは手始めにあなたの欲しいと思っている商品がいくらくらいで売れているのかを知りましょう。
「商品名+落札価格」で検索
自分の欲しい商品があるとします。それらを順番に、検索エンジン「Yahoo」から「商品名 落札価格」で検索しましょう。
では、試しに電子ピアノの「privia 150」という商品を検索してみます。このモデルは発売してから3年は経っています。
ちなみにこの商品はホワイトとブラックのモデルがあり大手通販サイトのアマゾンでの価格はホワイトが4万1000円、ブラックが4万5000円くらいです (2016現在)
すると、検索でヒットしたサイトの中からヤフーオークションでの直近の落札相場を調べる事ができます。ここでその商品がどのような状態でなら、どれだけの価格で売れるのか見てみましょう。
展示品も立派な中古ですし、美品のものでも3万くらいで売れています。つまり発売して3年も経っているにも関わらず、この値段で売れるという事は相当な需要があると言えます。
この商品なら仮に失敗したとしても1万程度の損失で済むというわけです。
一度も使用していなくても、6ヶ月使っても綺麗に使っていればそこまで大差はありません。なので使ってから売るというスタンスであれば元はとれると思います。
その時にチェックする項目はこちら。
1、送料は着払いか別途かかるのか
2、商品の状態「傷」「付属品や元箱の有無」「保障証の有無」
3、1円からスタートしたのか、または即決での落札かどうか
4、写真が分かりやすくアップされているか
基本的にこれだけ確認できれば良いでしょう。どれも重要ですが2は特に重要です。
「商品名+amazon」で検索
次に知りたい事はその商品の「需要」です。売りたい商品、またはいつか売ろうと思って選ぼうとしている商品が、いくらの値段で売れるかが分かったところで、それを欲しいと思っている人、評価している人が多いかどうかを調べなければ、狙った価格で売れるかどうかまだ分かりません。
価格ドットコムなども評価を確認できますが、一番商品レビューが豊富なのは大手通販サイト「amazon」です。商品を買う際はここでユーザーレビューを見てからにしましょう。
ユーザーの意見は本当に正直です。良いものは良い、ダメなものはダメと一気に広がる時代なので、徹底的に調べましょう。
需要を構成している要素
需要を構成しているものは「人気がある」と「製品の評価が高いかどうか」です。
どちらかが欠けていてると売れる確率や価格に影響します。
例えばいくら評価が高くても評価している人が一人しかいなければ、「製品自体は良くても知られていない」ということです。そうなると出品しても検索される確率が低いです。相場より安くでもない限りは売れないというパターンです。
また一人しか評価してなければ、その評価自体の信憑性も怪しいです。10人、30人が星5つ4つの評価をしていたら、他に欲しいと思っている人も安心して買おうという気持ちになれるのです。
「みんなが良いと言っているからこれを買おう」
これが需要を確定させる要素の一つです。
なのでレビュー数と評価数をしっかり確認して需要があるかどうかを確認しましょう。これがクリアできていれば間違いなく良い値段で「早く」売れます。
50人ものユーザーが評価しています。
電子ピアノというカテゴリーで50人はかなりの数です。このように評価が非常に高い商品は間違いなく需要がありますが、逆を言えば需要があるからこそ評価が高いのです。
これなら電子ピアノを買おうとしている人で何を買おうか迷っている人は安心してこのモデルを買おうとします。そして新品で買うよりも中古で良いから「もっと安く欲しい!」という人も当然いるのでヤフーオークションで綺麗な中古などを探そう、という流れになります。
先ほど、オークションの落札価格を検索した結果、10月でも10〜20件は落札されています。他にライバルが何人いるかにもよりますが、出品すれば3万円ほどの値段なら1ヶ月以内で売れる確率が非常に高いと言えるでしょう。
このように商品を選択すると、失敗した時にもリスクが軽減されますし、少ない損失で次の商品へ買い替えて行けるのです。
「人気がある」をもう少し掘り下げてみる
人気がある理由には必ず「値段が安い」という不動の法則があります。
言い換えれば「誰にでも手が届きやすい値段」です。
私はこれがもっとも重要だと思います。買う側の立場からすれば5万の商品と20万円の商品ではどちらが手が届く値段なのかは一目瞭然です。
20万円の製品は5万のものに比べたら性能は良くて当たり前ですが、買う人間にとって「20万も出す価値があるか」はまた別の話なのです。
売る側からすれば「確かに良いのは認めるが高くて買えない」と言われてしまえば、全く意味がないのです。顧客の絶対数が減るので売れる確率が激減します。
そこで多くの買い手は5万と20万の間でそこそこの性能で最もコストパフォーマンスが良い値段の商品を欲しがるわけです。
売る立場からすればこれに加えて「価格落差」が発生するわけですから、定価の高い商品は、売る側も買う側にとっても「ハイリスク」なのは間違いありません。
これが私が5万円前後の価格帯の電子ピアノをオススメする理由なのです。
20万円台の電子ピアノを検索すれば高くて買う(買える)人間が少ないため、出てくるのはメーカーの公式情報ばかりでユーザーの評価や評判がとても少ないです。そして価格落差も大きく、年式が古ければ定価が20万円でも3万などで売買されています。
まとめ
1、「商品名+落札価格」で検索→その商品がいくらで売れているのかを調べる
2、「商品名+amazon」または「商品名+評価」で検索→その商品の需要がどれだけあるか調べる
基本的にはこの2つを元にしっかりと下調べしてから買えば、仮に自分の思っていた製品と違ったり、不要になってから売る時にある程度の売値を把握できるので安心して買う事ができるでしょう。
また、需要もあるかしっかり検索しているので、売れないということもないので安心です。大切な事はその商品は資産と同じになるので大切に扱う事、付属品を完備させること。これだけです。高く売りたいのなら、新品で買った時の状態になるべく近づけれるような扱いをしましょう。
(当然ですが、これらの方法は過去のデータを参照するため新製品には通用しません)
最後に
今回は冒頭でお話しした通り「何を買うか?」について書きました。
そして次はもう一つ重要な「どこで売るか?」をお話ししたいと思います。
ここまで読んで頂ければお分かりの通り、これらの方法は「ヤフーオークション」で売る事を前提とした方法になります。
下の記事では、「なぜヤフオクが売り手にとっても買い手にとっても最強なのか」を説明したいと思います。