どうすれば作曲出来るようになりますか?
昔の私がもしこんな質問をしていたのなら、今私が伝えれることは何だろう? と思い、少し作曲について書いてみようと思います。
作曲は誰でも出来る
一般的な作曲は、歌詞がある歌謡曲では「メロディを作ること」と言われています。もちろん歌詞や歌が無いBGMと呼ばれるものもあります。
ですが小難しく考えなければ、別にメロディが無くても音楽は成立します。あれば聴く人の記憶に残りやすいのは事実ですが、音を録音して、音が鳴ればそれはもはや立派な作曲です。
「これは伴奏でメロディが無いから作曲じゃない」っていう堅い意見もあるかもしれませんが、じゃあ作曲じゃなくて「音楽を作ろう」ってなるわけです。どちらでも良いですけどね。
まずは完成させること
作曲をする上で1番大切なことは「完成させる事」です。今の時代で言うなら「完成」とはパソコンソフトで作った曲データをMP3などのファイルに書き出して(変換して)iTunes などで実際に1曲として聴けるような状態にすることです。
もちろん自分で楽器を弾いた演奏をモバイルレコーダーに録音しても良いですし、譜面に書いて演奏できるようにすることも良いですが、音源はあった方が良いと思います。
そして、曲に「名前」を付けましょう。曲名を付けて、その曲は完成となります。
もし作曲を仕事にしていたり、あるいは曲のデータを提出用に管理する必要があると言った場合を除いては、曲名を「ピアノ1」とか「2015/12/12」などと言った製造番号のような名前をつけないことをオススメします。
私の経験上、視覚的にメモ的なイメージがついてしまい、そういう風にしか聴こえなくなります。それが必要な場合を除いては自分のお気に入りの名前を付けてあげましょう。
曲は名前をしっかり付けて何回も聴くうちに、曲のクオリティや品質に関係なく一曲として世に存在感を示し出します。もちろん、後から曲名を変えるのは自由です、聴いてるうちに印象が変わってきたらその曲の雰囲気に相応しい曲名に変えるのも良いです。
作曲に慣れてきても、イントロまで、あるいは途中までどれだけ凄そうな曲を作れたとしても、途中で放棄したりしたら、それは完成すらしてない、、イコールまだ曲ではないのです。
つまり、いかに「一通り完成させること」の方が技術や質よりも重要だと言うことがお分かりいただけるかと思います。これは音楽に限った話ではありません。ですがここで私が言いたいのは、まず音を置いて(弾いて)録音して名前をつけること、これが第一歩です。
パソコンで音楽を作るのであれば、まずは何か音を選んで置いてみる、もちろん適当、自分の感覚でOKです。
30秒から1分くらい音楽が鳴るように音を適当に置いてみましょう。リズムや音程、和音などはそれほど気にする必要はまだありません。音が間違ってたり、外れていたりしてもまだ気にしないでください。それが、音楽的に優れているかどうかを判断するのは、作曲に慣れてきてある程度曲の中身を実際に操れるようになってからでも全然遅くはないからです。
直接ピアノやギターを1音1音弾いて、それを録音しても良いです。
まさにこの作業が「作曲」なのです。完成はあなたが「その時に持ってる力」で最後まで作れば完成です。初めのうちは納得がいかないかもしれませんが、誰でもスタートは同じなのです。
最後に
もし、あなたが自分の頭の中で想像した通りの曲を書きたいのであれば、この作業(作曲)を「続けること」をオススメします。
周りのレベルや、他人の曲は関係ありません。まずは「あなた自身」が無から何かを生み出すこと、「0から1にすること」の方がいかに重要な事だと言うことがお分かり頂けたかと思います。