ゲーム音楽の巣

フリー音楽素材サイト「音の園」の管理者及び作曲者。このブログではキーボーディスト、ゲームミュージックの作曲を中心に音楽雑記を書いています。健康第一。

『創作活動』で参考にしている『ロールモデル』はいますか?

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創作活動をしている人のブログで公開されているメモやメソッド。

(これを「覇者の手帳」「英雄の日記」などと呼びます)

自分が追いかけている人、チェックしてる人の情報や考え方などは、どんなに小さなことでも自分にとって何かしら「道しるべ」になることもあります。

今日はそんな話。

目次

好きなアーティストと自分との距離感

私は自分が好きな作曲家のインタビューを読むことも多いのですが、作曲する前はその作曲家が好きだったためか、その人の言うこと全てが正しいとか、そうなんだ、とか、単純にそう言った思考回路になりがちでした。

まぁ尊敬しているのだから仕方ありません。

しかし実際に作曲するようになって、やはり自分の考えも変わってきている、反面、ここは共感できる、そのように変化が訪れました。

文字通り「人は人、自分は自分」です。

やる前とやった後、好きかどうか、尊敬しているかどうか、それによっても大なり小なり自分の考え方は左右されます。

自分というものをしっかり持っているかどうか、そんな堅苦しいことではなくて、憧れていた人との距離感を感じるのだと思います。

自分が尊敬している人の考えややり方を信じることで、それが自分の道しるべの一つになる、そんなことを潜在的に求めてる(た)のかもしれません。

アーティスト型のメソッドに求めるもの

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私は「音の園」にてフリーで音楽素材を公開しています。

一定の需要をある程度考慮して作曲しているとは言え、所詮は自分が好きなように作って公開するというやり方。

好きなように表現するアーティスト型、求められるものを作る職人型、その中間的な存在でしょうか。

そんな人が書くメソッドは一体どこまで説得力があるのでしょう?

まぁそんなこと考えても仕方ないんですが・・・。

自分でもたまーに書く意味あるかなーとか考えるときもあるんです。そんなことやる暇があったら曲作れって。でも私にとってはそれも作曲と同じくらい大事。

曲以外のアウトプットです。

人の考えを読んで「自分の感情がどう動かされたかを知るべき」なんですね。

共感できたのか、それとも納得させられたのか、意味不明、理解不能だったか、参考にならないけど別の収穫があったのか (面白かったとか)

役に立つことばっか求めるのも大事ですが、たまには面白いこともね。

植松ノビヨ師匠がオカルト好き、とかそういうことが大事なの。

「自分が追っかけている人はこんな一面もあるのか〜」って。

それも一つの情報であって、そういう人が作ってるんだこの曲みたいな付加価値に注目したりすると、作品にも深みが増すと思うんです。

まぁ深みが増すとかどうとかは主観ですが、自分自身が楽しめると思うんですよ。

何か作っている人って少なからず考えてますよね、「闇」抱えてますよね、負の感情、怒り、欲望。

創作はリアルの"マイナスパワー"が必要なんです。

いきなり話ダークになったね…。

息をひそめながらチェックしている人たち

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私もそうですが、一定の頻度でチェックしている、追いかけている人っていますよね? え、いない? いやいるでしょ!

プロの人だったり、プロ目指してたり、趣味でも何かしら参考になることを書く人、作る曲を使うわけではないけど一応どんな曲を作ったのか気になるから聴いてる人。

そこまでチェックしていながら、サイレントにチェックし、サイレントに去っていく (忍者っすか)

...すんません、私もです。

で、そういう自分が読者になっている人というのは実は興味深いんです。

興味なきゃ追っかけないですもん。

その人の何に惹かれたのかってことを考えると、自分にないものだったり、同じ匂いを感じたりするわけです。

ネットってこういうところがいいんですよね、自分を知れるというか。

ベテランの意見と素人先輩の意見

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実績のある人の意見は的確で鋭く、説得力があります。

とにかく説得力がすごい。

ただ読んでいて参考になる反面、読んだだけで消費して終わることも多いんです。正論で参考になるんだけど。

その場合、今の段階では実際に自分の手札にならないからちょっと寂しい。

そこでなんかもっと違う方法、切り口ないかなぁ、って。

で、探しても探しても一向に見つからない。なぜか? 

見つかってるんだけど、自分が動いていないから、作っていないから情報をキャッチできないんですね。書籍ばかり買って何も作ってない人。

ウィーっす。以前のオレっス。

実際その方法や提案が正論だとしても、今の自分にとって遠過ぎて身近な目標でない場合、やはりレベルの差を感じてしまったりします。

その場所にまだ俺いけねーや。って。それでいいんですけどね。まあベクトル違いもあるかもですが。

直感って大事で、その時の自分のレベルや価値観で追いかける人というのは決まると思っています。

自分がやろうとしてることを少し先に始めた人、そんな人の軌跡。そんな人がブログとかやってたら要チェック!!

あぁ〜でもそーいう人に限って更新しないのよ!!(泣)

作曲をしてみたい人は、いきなりプロが作った曲やメソッドを追いかけるというより、同じように曲を作ってみたくて一歩先へ行ってるくらいの人の情報を求めたりします。

もしくは、そう言う書き方で案内してくれる場所。

だって分かりやすいから。

作っている、悩んでいる、習得したことをメモのように書き記している人、少し先へ行っている先輩の考えは初心者にとって道しるべ。

初心者が欲しい情報なんです。

そんな人を見つけられたらハッピー。

私はそんな情報収集の仕方を楽しんでいます。

最後に

ロールモデルとまでも行かず、追いかけてる人、気になっている人はいるでしょうか?

私もチェックしてる人はいますが、やはり色々なタイプの方がいます。

作品だけアップするクールな人、文字でも表現する人、ずば抜けて一定の分野に詳しい人。

そういう人の情報はとても参考になりますね。

ただ、あまりにレベル差があり過ぎると自分の創作にその情報が活かせなかったりします。

もし、創作活動をするなら、すご過ぎる人よりも一歩先に行っている先輩的な人を見つけられたら今の活動が少し楽しくなるかもしれません。

もちろんすごい人を追いかけるのも大事ですけど。

今の自分に合った情報を取得することで、うまく自分のモチーベーションに緩急を付けれるといいなぁと思います。