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ゲーム音楽の巣

フリー音楽素材サイト「音の園」の管理者及び作曲者。このブログではキーボーディスト、ゲームミュージックの作曲を中心に音楽雑記を書いています。4月はバトル系の素材曲を作っています。健康第一。

Roland RD-700NXのサウンドフォーカス機能と音抜け

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サウンド•フォーカス機能

前回より少しずつNXの機能をご紹介したいと思います。

早速ですがこのサウンド•フォーカス機能はNXの音がバンドに埋もれない為に今回より搭載された機能です。そもそもバンドでアンサンブルをする場合「〜の音が聴こえない」と言ったことがビギナーにはよくあります。理由は本当に様々なのですが例えばキーボードの音が聴こえない理由をザッと上げると

 

•部屋の構造、スピーカーの配置

•EQ(イコライザー)の調整不足

•他の楽器の音がうるさすぎる

•曲のアレンジ自体に問題がある

 

まだまだあると思いますが一つずつ考えて行きます。

 

部屋の構造

当たり前なのですが、ライブハウスで演奏するのか、スタジオで練習するのか、自宅で練習するのか、ガレージで練習するのか、音を鳴らす場所によって各楽器の鳴り方、響き方、交わり方が変わってきます。広い部屋なのか、狭い部屋なのか、天井が低いのか高いのかなどなどで残響(リバーブと言います)も変わってきます。

 

しかし、大事なことは「どこで演奏するにしてもバランスを考えれること」が重要になってきます。バンドや楽器を始めた頃というのは、大抵自分が目立ちたいが為に自分の楽器の音を大きくしがちで、他のメンバーの音を聴いていないことが多いのです。アンプで音を増幅する楽器、すなわち、ヴォーカル、キーボード、ベース、ギターは喧嘩になるわけです。ドラムに関しては生で音が鳴りますので、一番うるさい楽器です。その為ドラムは自分の音が聴こえないと言った問題は起こりませんが、逆に他のメンバーの音が聴こえなければ自分が今どこを叩いているのかを見失いますので、一番全体の音量バランスを意識して、自分の音量にも気を配り調整しなければなりません。

スピーカーの配置

スピーカーの配置や向きもとても重要です。スタジオで練習する場合とライブハウスで演奏する場合では状況が違います。ライブではお客さんが聴く外側のスピーカーと、メンバーがお互いの音を聴く為の内側のスピーカー(モニター)が必要になります。練習スタジオではこのモニターが無いところも多いので注意が必要です。そういったスタジオで練習していた音量で本番に望むと、本番は本番で音量が同じでも聴こえなかったり逆に大きすぎたりすることがあります。それに左右されてしまい、演奏しにくくて思うようにうまく演奏できなくなることに繋がってしまいますので、様々な場面でモニタリングが重要になってきます。

 

アレンジ自体に問題がある場合

これはそのままの意味ですが。。。同じ音域を演奏するパートがあったりすると当然音と音がぶつかりますし他の帯域が手薄になります。例えばギターとキーボードが高音域で弾いたら中域がスカスカになります。あえてそういうパートだったりアレンジならば問題ありませんが、そうでない場合は曲を盛り上げたりするにしても、各楽器の全体的なボリュームバランスも変わってきます。例えばハードロックやメタルのように、ギターもベースもキーボードも低音でリフを弾いて重い感じを出すといった明確な目的があれば高音が何も鳴っていなくても問題はありません。

EQ(イコライザー)の調整不足

これが今回一番サウンドフォーカスが影響してくる場合なのですが、本来EQとは高音域、中域、低音域を増幅したり、逆に削ったりしてアンサンブルの音域バランスを整える効果があります。それにより、自分の音が聴こえないからといって単純に音量を上げたり下げたりするだけでバランスをとるのではなく、それぞれの楽器が支配してない音域に音を逃がしてあげることで各楽器の音が奇麗にバランス良く鳴るようになります。しかしEQをいじることにより、その音色のキャラクターが変化することが殆どですので、これではいくら奇麗にバランスがとれたとしても、自分の鳴らしたい音とはほど遠いような音色になっていたらそれはそれで逆効果の場合もあります。

それが今回のサウンドフォーカスをいじると、音のキャラクターを変えずにNXの音が抜けるようになります。これはとても考えられた機能でアンサンブルやセッション、あと例えばキーボードのソロなどでガンガン使える機能ですね。